この間、あるブログを見ていて、なるほどな、そうだよな、って思ったんですけど。
「情報は情報を発信する人のもとに集まってくる」っていう内容のブログだったんですね。
情報は情報発信をする人のもとに、その人が欲しいほかの情報が入ってくるっていう内容なんですけど、そのブログの内容がどうのこうのっていうよりは、それを読んで、僕が感じたことについて話をしたいなと思っていて。
情報って誰しも欲しいわけじゃないですか。
いや、情報はもう全然いらないんですよ、情報はないに越したことはないんですよっていう方も、ミニマリスト的感覚でいらっしゃるかもしれないですけど、やっぱり必要な情報は欲しいわけじゃないですか。
仮にミニマリストになりたいとしても、ミニマリストになるにはこういうふうにやったら近道ですよってことがわかったら、それはちょっと知りたいなって思うだろうし。
情報過多の時代なので、情報がたくさん入ってきすぎるっていうのはあんまりいいことじゃないと思うんですけど、やっぱり自分が欲しい情報は効率良く欲しいよねって思うわけですね。
僕のまわりには読書家の方が多くてですね、読書家の方は、本はすごいよっていうことを言うんですね。
本っていうのは、著者が長い時間かけて培ってきたもの、知ったことっていうのをぎゅっと一冊の本にして教えてくれてるから、すごくいいものなんだっておっしゃる方たちの話を僕は聞いてきていて。
そりゃそうですよね、その道の人が10年、20年かけてやったことをさ、その人も本を売りたいわけだから、全力で教えてくれてるわけですよ。
ビジネス書っていっても1500円くらいの値段で、専門書は高いけどね、高いって言っても何千円で教えてくれるわけだから、情報としてはものすごくいいものじゃないですか。
だから、おっしゃる通りだなっていうふうに思うんですけど。
ただ、これはインプットによって情報を得ているってことなわけじゃないですか。
シンプルに、直接インプット先を探して、本っていうインプット先を見つけて情報を得ているっていう話なので、このブログで書かれていたこととはちょっと違うわけですよね。
このアウトプットとインプットの関係っていうのは昔からよく言われていることで、例えば、樺沢紫苑さんが書いている「学び効率が最大化するインプット大全」っていうわりと有名な本に書かれているのは、基本的にアウトプット前提のインプットじゃないと、インプットとして意味がないですよってことが書いてあるんですよね。
その本で読んだことは、「本を読んで『知ることができてよかった』って思っているのでは頭の中には定着しなくて、それをなんらかの形でアウトプットすることが前提で、じゃあどういうふうにアウトプットしようかなって思いながら本を読んでいるんでなければ、あんまり意味がないよ」っていう、平たく言うと、そういう話をなさっていて。
これもすごく一理あることで、結局、本を読んで知識を得たと思っていたとしても、その知識の使い先がないと、あんまり頭の中に入ってこないじゃないですか。
だって、日本の歴史とか、小中高とさ、理系の人であっても一度は絶対に原始時代から学んでるわけですよ。
でもさ、よくわかんないじゃん。
江戸時代のナントカ文化とかさ、江戸時代の一大将軍が家康で、みたいなさ。
それも、なんかもうあやふやですよ。
僕もね、日本史選択だったにも関わらず。
だから、インプットされてないんですよね。
あんな何年もかけて勉強したにも関わらずで、それはアウトプット前提になってないからだな、みたいなさ。
中田敦彦さんみたいにYouTube大学を開いて歴史の授業をやるってなったら、歴史の授業をやるっていうアウトプットが前提になって読んでるんだから、定着の具合が全然違うと思うんですよね。
わかった気になってる、みたいなこともないと思うし。
だから、アウトプット前提でインプットをするっていうのが、インプット濃度を高めるんだろうなと思うんですよ。
ものすごく頭に入ってきやすい。
もうひとつ、僕がそのブログを読んで思ったのは、情報発信をする人のもとに他の情報を教えてくれる人がいっぱい現れて、情報が集まってくるよって話なんですよ。
アウトプット前提のインプットがいいよって話じゃなくて、例えば僕がここで情報発信をしていると、僕の元に情報がいっぱい入ってくるよみたいな、そういう話なんですよね。
それで思ったのは、情報発信でなかったとしても、アウトプットをしているところって情報が集まってきやすいんですよね。
それは僕、すごい感じていて。
僕が例えばなにかをやりたいと思って、これをやりたいんだけどっていろいろ試行錯誤していると、それを見つけた人がいろんなことを教えてくれたり、直接「これってどういうふうにやったらいいんですかね」って聞いたときに、自分が聞いた以上の情報を教えてくれることってすごく多くて。
これをやりたいって思って本を読んで調べることよりも、やっぱり情報量としては多いし、自分が必要な情報がもらえる度合いも高いんですよね。
この間ちょっとあったことで、僕、Instagramがよくわかんないんですよ。
インスタをほとんどやらなくてね。
なのに誘ってもらったりしてインスタのライブに出たり、今度また自分たちでインスタライブをやろうって思ってるわけですよね。
インスタほとんどやったことないのにね。
そうすると、そもそも勝手がわかんないわけですよ。
で、「そうか、告知をしないとインスタには誰もライブに来てくれないから告知のイラストを作んなきゃいけない」っていうことが起きるわけじゃないですか。
絵を描くのも苦手だし、せっかくだからコラボ度合いを高めたいし、こういうイラストを一緒に作ってくれないかなって、イラストを作れる人に頼んだりすることが僕は結構多くて。
そこでやり取りをして、一緒にイベントをする仲間たちにそのイラストを共有して、「こういうイラストにしてみたんだけどどうだろう」っていうやり取りをしたりして。
インスタライブ用の画像は、縦の16対9の画像らしいんですよね。
インスタライブって、縦長でやるんですよ。
だから、スマホの縦画面で見る画角になっているから、アーカイブとして残すときのサムネイルっていうのは、縦に16対9である必要があるわけですよ。
そうしないと、ぴったりした画像にならないわけじゃないですか。
「そうなんだ」って。
全然わかんないんで、その、ピンとこないわけですよね。
でも、インスタ内で告知をするときの画角って、1対1の方がいいらしいんですってね。
16対9になるようになってるのはインスタのライブだけだから。
じゃあ、どうしたらいいかっていうと、16対9でイラストを作って、それを真ん中でくり抜いて1対1にしたとしても成り立つようなイラストにしておくと、どっちにも使えるよっていうことを教えてくれたんですね。
こんなことわかんないじゃないですか。
一回もインスタやったことないし、とかさ。
そもそも、普段のInstagramのフィードの画角とかも全然意識したことないし。
ライブで何対何みたいなのもさ、この間ふらふらっと(インスタライブに)出させてもらったけどさ、おしゃべりして帰ってっただけだからさ、よくわかんないわけですよ。
何対何とかね、アーカイブがどうとかさ。
でも、それをなにもわからないながらに四苦八苦しながらやろうとしてると、そういう、ちょっといいこと教えてもらったりできるわけです。
それは僕らがやろうと思っていることをアウトプットしていて、その中で入ってきた情報だから。
やっぱりアウトプットをしているところに必要な情報って入ってくるんだなっていうのはすごい思うんですよね。
知っていることがあったら教えたいっていうの、あるじゃないですか。
僕もそうなんですけど。
例えば、僕が10知っていることがあって、誰かがそれについて2ぐらいの情報について話をしていたら、知っている8について情報提供したいっていう感覚になるじゃないですか。
ちょっとしゃべりたいからさ。
だから僕がなにかについて「困ってます」って言って、2ぐらいのことを、今こういうことやっててねって言ったら、「前やってた時にこうでしたよ」みたいな、他の人が知っている2以外の情報って、目に留まったら教えてくれたりってあると思うんですよね。
これが「情報を出すところには情報が集まってくる」っていう構図のひとつで、引き寄せの法則的にね、ギブの精神で情報を提供してる人のもとには情報が集まってくるっていうこともあると思いますよ。
情報がそのことによって流通しやすくなるっていうことももちろんあると思うんだけど、現実の問題として、自分が持っている情報を、今の株価は何円でとか、これが買い時ですみたいな、いわゆる情報っていうことじゃなくて。
自分が思っていることとか、今やろうとしていることだとか、その中で自分が持っている技術だとか情報とか、そういったものを表に出していくっていう意味でも、情報といえば情報なわけじゃないですかね。
人の役に立つかどうかは別にしてね。
そういうことを表に出していると、そこから自分の必要な情報が入ってきやすいっていう構造はまさにそうだなっていうふうに思うんですよね。
本を見て情報を得たりっていうことは必要だと思うし、そのことによって情報のアンテナが高くなって、どういうふうにしたら必要な情報が入ってくるんだろうっていうことを、情報取るのが得意になっていくっていう側面もあると思うからね。
アウトプットするところでインプットが入ってくるっていうことがすべてではないけども、自分の知りたい情報に直接アプローチするためには常にアウトプットをしておくっていうのが大事なんだろうなっていうのはすごく感じたのでね、今回、そういう話をさせていただきました。
今日はそんなところで終わりにしようかなと思います。
今回もありがとうございました。バイバイ。