今年初めということで。
この時期、新しい手帳を使い始める方って多いと思うんですよね。
1月始まりの手帳を使う方々と、 もしくは年度始めの4月から始まる手帳を使う方と。
それ以外もたぶんあるんだろうけど、 そういう人が多いですよね。
で、僕は1月始まりの手帳使ってるから、今年に入ってまた新しい手帳使っているんですけれども、 その手帳の裏表紙というか、1ページ目のところに、なんかね、 こう、格言みたいなものを、僕は去年から書くことにしてるんですよ。
自分のお気に入りの言葉みたいなものを書いて。
手帳だからさ、普段よく見るでしょ。
そうすると、ふとさ、 表紙のところ開けると、その言葉が載ってるから、 ああそうだ、自分はこのことを大事にしようと思って、今年生きてるんだみたいなことを、ちょいちょい振り返れるっていうことで、手帳の一番最初のページのところにね、書いているんですよ。
で、これね、結構いいから、 今年新しい手帳を使い始める方はね、自分のお気に入りの言葉を書いてみてもらえるといいんじゃないかなと思います。
お気に入りの言葉っていうかね、今年大事にしようとしている言葉って言うほうがいいのかもね。
そうすると、自分がその言葉を大事にできているかなっていうのを、1年間かけて見ることができるじゃないですか。
うん。だから、そうするとさ、 初心忘れるべからずじゃないけど、大体、やっぱりさ、2月とか3月になってくると、もうなんか年明けっていう感覚がなくなってきて、その時に思った気持ちも忘れかけてきちゃうから、年始の時にね、書いておくっていうのは、すごいいいことなんじゃないかなっていうふうに思うんですね。
で、 2024年。
去年は僕ね、「日々是新」って書いてたんですよ。
これ、松下幸之助さん、 経営の神様と言われている松下幸之助さんの言葉で、よくさ、日々是精進とかさ、今色々言うじゃないですか。
で、その「日々是新」っていうのは、年始とか、年度始まりとか、 お誕生日の日とか、そういった日が、なにかのこう、始まりとかっていうのではなくて、 毎日毎日、瞬間瞬間が新しい始まりなんだよっていう意味なんですよね。
「日々是新」って新しいっていうふうに書くからね。
そう、だから、その日その日起きたら、もう年始であるというのと同じぐらい新鮮な気持ちで過ごすっていうのが、 やっぱり毎日を大切にするためには大事なんだよっていうことで、そういう言葉を作られたわけですけれども。
これ、すごい僕はいいなと思って。
どうしてもさ、さっきも話したけど、年始の時に色々こうするぞってやっても、 ちょっと時間が経ってきちゃうとさ、新鮮な気持ちって失われてきちゃうから、だんだんさ、こう、だらっとしてきちゃうような感じって僕あって。
だから、その日その日が毎日新しい一日だってふうにちゃんと考えられていれば、そうやってさ、 自分の中で思って決めたりしたことをさ、だらっとして、こう、ないがしろにしちゃうことっていうのもなくなってくるんじゃないかなっていう。
それで、 2024年は「日々是新」っていうふうに書いていたんですね。
それで、今年なににしようかなっていうのも、えらい迷ったんですよね。
なんか、「日々是新」じゃないな。
なんで、2年間同じ言葉書くのもなんだしねってふうに思った時に、僕は今回は「コミュニティ」って書くことにしたんですね。
コミュニティって格言でもなんでもないんですけど、僕の中で今年ちょっと大事にしていこうかなって思っている言葉です。
コミュニティってさ、結構 こう、注目されてきた言葉でもあるんですよね。
オンラインサロンとかさ、一時期結構流行ったと思うんですけど、オンラインサロンっていうのも、やっぱりコミュニティっていう文脈の中でできたところでもあるし、 あと、地域創生とかね、そういう言葉の中でも、近年、そのコミュニティっていうのは、割と流行りのワードでずっと来ているものなんじゃないかなっていうふうに思ってて。
たぶんね、これ、発端としてはね、安倍政権の時に、2014年に地域創生っていうのを掲げたんですよね。
なので、きっかけは2014年なんだけど、たぶん、国民の中にそれが浸透してきたわけではなくてと。
当時はね、 大体僕の肌感覚としては、2017年とか2018年あたりで、やっぱりオンラインサロンとかができたり、地域創生に興味がある人っていうのが出てきたり。
あとは、そのね、 Iターンって言うんだっけ、都会から地方に移って、地方移住をして、そこで生活してみようとか、そういったことが起こり始めてきたのっていうのが、2010年代の比較的後半になってきてからかなっていうふうに思うんですけど。
そこから、コロナが起きた時に、 やっぱり人と人が会うっていうことがあんまり良くないよねというか、感染しちゃうよねっていうことで、 どちらかというと、こう、オンラインで繋がっていくっていうことが浸透してくる中で、そのオンラインサロンっていうのが一躍脚光を浴び始めるっていうところが、僕の中ではすごくいい印象としてあって。
そのオンラインサロンが流行していく中で、コロナが落ち着いてきて、今はたぶんオンラインサロンってちょっと下火になってきてるんじゃないかなと思うんですよね。
日本で一番でかいオンラインサロンって、西野明大エンタメ研究所っていうところなんですけど、そこもやっぱり入会者数っていうか、会員の人の数っていうのはどんどん減って、 ある時をピークを境にして減ってってる感じっていうところを見ると、やっぱり今って旅行の需要が増えてきたりして、オンラインっていうよりはオフラインの方が、その反動もあってね、どっちかっていったら、外に旅行に行きたいよとか、いろんなイベントに行きたい、ライブに行きたいよっていうので、ちょっと廃れてきてたりもするのかな、みたいな。
そのコミュニティ周りだと、そんな実情があるようにも思うんだけれども。
僕個人としてね、 コミュニティっていうのを今年大事にしようかなって思っているのは、どっちかっていうと、そういった世の中的な事情っていうことだけではなく、個人的な事情が結構あってね。
僕自身は、結構、オンラインサロンとかにも入ってたし、割とこう、コミュニティっていう 言語に注目してきてたんですよね。
それこそ、オンラインサロンがもう流行り始め、2018年とかさ、そのあたりから、コミュニティっていう言葉には注目をしていて。
どうしたらいいコミュニティが作れるんだろう、みたいなことを、この5年、5年とかじゃないか、6、7年、 ずっと考えてきたんですね。
で、コミュニティの中での運営をしていたこともあったりして。
今もそういったことをちょこちょこやったりしてるからね。
だから、コミュニティっていう言葉は、僕にとっては馴染み深いワードであったりもするんですが、一方で、僕自身が割とね、共同体の一員であるっていう感覚の疎い人間なんですよね。
例えば、クラスの一員であるとか、会社の一員であるとか、家族の一員であるとか、あとは地域の中のひとりなんだみたいな、なんかその地元みたいなさ。
なんかそういう感覚が人よりもかなり薄い、疎いっていうのが肌感覚としてめちゃくちゃあってね。
なんかこう、僕自身は結構社交的な方なので、いろんなところに属したりするんだけど、 自分が属しているっていう感覚ってあんまりなくて。
ただ、その中で仲のいい人ができたりして、個人的に仲良くしているよって感覚はあるし、その中でいろんな活動をしているよっていう感覚もあるんだけれども、その中の一員であるっていう感覚を持つことがほとんどないんですよね、僕の場合。
それは、自分の生い立ちだったりとか、生きてきた過程みたいなもので築かれてきたものかなっていうふうに思うんですよ。
根っこで言うと、たぶん僕は共同体に対して結構不信感が強いタイプで、人に対しては興味を持ったり、愛情を注いだり、好きになったりするんだけど、共同体となるとすごく僕は、 なんだろう、心のどこかで不審がる傾向にあって、それは僕の生きてきた人生のひとつの闇の部分でもあるのかな、なんてことをずっと思っているんですね。
ただ、こうやって自分はコミュニティに興味を持ちながら、 もっと言えば、自分でもコミュニティを作りたいっていうふうに思って生きてきてたりもするわけですよ。
で、そうでありながら、自分自身がそこに対して不信感を持っているっていうのは、非常に矛盾しているわけじゃないですか。
だから、そこは、今年もがっつりと向き合って克服していきたいなっていうふうに。
その方が、自分がこれからやりたいと思っていることに、 割とこう、まい進できるようになっていくのかなって。
そう思えればね。
ていうことで、今回ね、手帳にコミュニティっていうふうにね、書くことに決めたんですよね。
そのようにして、これは僕の事情ですけれども、正月休みの中で、自分の中で、今年大事にしたいっていうことを考えてみて、 で、それを手帳に書いてみる。
最近、スマホとかさ、そういう手帳を使っている人も多いかなとは思うんだけど、どこか自分の目の届くところにね、今年大事にしたい言葉を書いておくっていうのは、本当にいいことかなっていうふうに思うので、ぜひぜひ、おすすめなんで、やってみてください。
もしかしたら、だからさ、本当に全部モバイルで、端末でやってるよってことであれば、 スマホとスマホケースの間に書いたものを挟んでおくのでもいいし、うん、なにかしら、メモ帳とか持ち歩いてるんだったら、それに書いてもいいし、うん、メモ書きとかでもいいわけじゃないですか。
だから、そんなようにして、一回ね、自分の中で、どういった1年にしていこうかっていうことを考えて、 それを言葉に、ちゃんと見える形にして、持ち歩くっていうのはね、いいことだと思うので、 ぜひぜひね、やってみてもらえればなっていうふうに思います。
はい、今日はそんなところで、終わりにしようかなと思います。
今回もありがとうございました。バイバイ。