今日から仕事始めの人も多いんじゃないでしょうか。
僕も本業は今日からなんですよね。
サラリーマンは今年、暦の関係でね、9連休だった人も多いと思うので、重い腰を上げて今日からスタートっていう方もね、多いのかなーなんていうふうに思います。
まあね、寝正月っていうか、ゆっくり10日間近く過ごしたりなんかすると体がね、なかなかこう、仕事モードになっていかなくてっていうのでね、結構きつかったりするので、お体には気をつけて、今年を乗り切ってもらいたいなぁなんていうふうに思いますね。
休みのタイミングでも、休みになった途端に風邪ひくタイプの人と、忙しくなった時に体がついていかなくて体調崩すタイプの人と、結構別れるなっていうふうには思っていて。
僕はどっちかっていうと、一段落つくと一気に熱出したりっていうタイプなんですよね。
だから今年も連休入る前に、あーこれ、連休中ずっとぐったりしてるかもなーと思ったんだけど、おかげさまでね、体調崩すことなくここまで来られましたね。
まあともあれ、今年1年、皆さん頑張っていきましょうということで。
振り返ると人生って、いいきっかけと悪いきっかけってあったなーっていうふうに思うんですよね。
で、いいきっかけはいいですけど、悪いきっかけは悪いですから、結局その悪いきっかけが起きたことによって、その後の人生がマイナスの方向に進んでしまうっていうことってあるなぁとも思うし。
いいきっかけ、転機があることによって、その後の人生がこう、道が開けてくるみたいなことってたくさんあるなぁと思うんですけれども。
僕の場合は、人生の前半で僕の中では悪いきっかけとなる出来事が多かったかなっていうふうに思いますね。
で、後半、まだ別に晩年じゃないけれども、まあこう、20代以降、20代、30代、40になってからの方がまあ、いいきっかけかなって思えるようなことが増えてきたような。
これまでの人生だったと思うんですけど。
で、この悪いきっかけっていうのは、身近な人を亡くしたとか、交通事故に遭ったとか、そういうわかりやすいことだけではなくて、友人とか親の何気ない一言だったりとかそういう、端から見たら大した出来事じゃないようなことでも、受け取り方によってものすごく大きな悪い転機となってしまうことって僕はあってね。
例えばなんですけど、これね、友達にもときどき昔話としてしゃべったことがあるんですけど。
この配信でもしゃべったことあるのかな。
小学6年生の時に、もうそろそろ卒業だっていう時期ですよ。
2月とか3月とかね、その頃にみんなでメッセージカードを交換しようっていう話になったんですね。
クラスのみんなに自分のメッセージカードを渡して、みんなからも自分にメッセージカードをもらう、みたいな。
カードの交換をしてたんですよ。
だから僕はみんな全員じゃないですけど、クラスの大方の人からメッセージカードをもらって、それを大事に取ってあったんですけど。
で、まぁ、もらって「ありがとう」と思って見返すじゃないですか。
みんなどういうこと書いてるんだろうって見た時に、あの、僕、当時すごい子供っぽかったんですよね。
今でも子供っぽいんですけど。
それでまあ、小学生ってどっちかっていうと女子の方が大人っぽいじゃないですか。
クラスの女子から、もうね、クラスの女子半分以上同じようなこと書いてあって。
君ももうすぐ中学生なんだから、子供じゃないんだよと。
だからすぐわがままを言ったり、「なんだよ、どうしてだよ」って癇癪を起こしたり、そういう子供っぽい行動は慎んだほうがいいよ、と。
私は中学も一緒だから見てるからね、もうちょっと大人っぽくなりなさいよ、みたいなことをほぼほぼ全員の女子に書かれてて。
その時に、まあ確かに僕、あんまり大人に振る舞おうって思ったことはない子供だったんですけれども、さすがに反省してね。
そんなに言われることないじゃないですか。
でも確かに、自分をその時初めて客観視したんですけど、周りの人ってもうちょっと落ち着いてたなって小学生ながらにも、6年生にもなると、そんなに大声で騒いだりもしないし。
唯我独尊で振舞ってもいないよなーって。
小学生といえども、6年生ぐらいになると落ち着いてくるから、自分を客観視した時に自分だけがそういや浮いてる気がするなと思ったんですよね。
自分ばっかり能天気に振舞って、自分の思ったことは全部言って、嫌だったらもう嫌だ嫌だ絶対やりたくない、やりたかったら絶対これやりたいよっていうふうに振舞ってるの、もしかして俺だけ?っていうふうに思った途端にすごく自分のことが恥ずかしくなったんですよね。
で、中学に入ったらおとなしく過ごそうっていうことをモットーにして、自分を出してはいけないんだっていうふうに、その時にね、悟ったんですよね。
その後が僕にとってしんどい月日で。
中学、高校、大学と、もうそういうふうに女子に言われるのは嫌だから、おとなしく振る舞おうというのが自分の中にずっとあったんですよね。
別に、その、みんなからのメッセージカードのことをずっと覚えていたわけじゃないんだけども、そのことがトリガーになってずっと自分を押しとどめることになったんですよ。
今考えてみると僕はもう今、この年になると逆に、もう子供っぽくていいやと。
俺はそういう人間なんだから、子供っぽいということを周りに、もうオッケーしてもらう人間であろうみたいなふうに舵を切り直したんですけど、結果的には。
あの、窮屈過ぎちゃうからだけど、当時の10代の自分にとってはそんな決心がつくはずもなく、まあそういう、できる限り、努めておとなしくしていよう、みたいなことで生きてきちゃったがために、ものすごく鬱屈とした感情が自分の心の中に積もっていったんですよね。
高校の時なんか、大学もそうだな、常にイライラしてたし。
そりゃそうですよね。
だって子供っぽいんだから。
子供っぽいのに自分の感情を表に出さずに生きていかなければいけないんだということでやってるわけだから、もうずーっと窮屈なんですよ。
自分の中に押しとどめる、でもあったんですよね。
そのままいっていればさ、そんなにくすぶらなくて済んだかもしれないのに。
だからそれが僕にとって、ひとつの悪い転機になってたのかなっていうふうには思います。
別にそのことを今すごくネガティブに捉えてるわけじゃないけどね、まあそういう気づきを与えてくれたな、みたいなことでも思えるし。
一方で、じゃあその後就職してからっていうことを考えた時に、いいことで言うとたまたま営業職になったってことはすごく僕にとっては良かったんですよね。
やりたくはなかったけど営業はすごく僕には合っていて。
人より努力しなくても人より結果が出せるっていう経験を、その時初めてしたんですよね。
10代の頃は何をやってもうまくいかないなっていうふうに生きてたけれども、たまたまその営業職というところと巡り合って、俺、できるんだっていうことで。
それが僕の中では最初のいい転機だったのかもしれないなって。
まあ細かく見たらいろいろあるけれどもね。
その後、子供も生まれたりして、いろんなコミュニティにも入ったりして。
そうですね、コミュニティに入ったこととかも、自分がみんなと一緒となにかをするっていうのが自分はすごく好きなんだっていうことに気づいたのも、コミュニティに入ってみんなでいろんな活動をしたことがひとつのね、気づきのきっかけになったり。
あとはお芝居を40過ぎてからやり始めて。
それもすごく、「僕って舞台に立ってなにかやったりしたいんだな」っていうのに気づいた。
それは、自分がもともとこういうことが好きだったんだっていう、自分の本質的なことを知るきっかけにもなったりっていう。
結構いろんなね、いい転機を与えてもらったなっていうことがあったりして。
で、今回なにが言いたいかというと、やっぱり僕だけじゃなくて、多くの人にはそういった「いい転機、悪い転機」っていうのがあるはずなんですよね。
それは悪い転機が起きたから人生は不幸だとかそういったことではなくて、なにが大事かっていうと、自分にとって転機になっているものを自分で知っておくってことがすごく大事なんじゃないかなというふうに思うんですよね。
メッセージカードを交換した時に、多くの女子はそんなに重たい気持ちで僕にメッセージをしたわけじゃなくて、ちょっといじるぐらいの気持ちでやっただけだと思うんですよ。
だからそんなに重く受け止めることではないんだけれども、僕自身がすごく重く受け止めたっていうことを、僕が言語として知っておく必要があって。
だから、自分はこうだったんだ、じゃあこれからどうしようか、っていうふうに転換させていくことができないとズルズルズルズルと、深層心理の中で何か、自分の中にブレーキをかけてしまう原因にだけなってしまうので。
そういったことを自分で理解しておくっていうことが必要だなって思うし、いいきっかけっていうのも、これが自分にとってこういう転機になったんだっていうことを、ある種ちゃんと言語化しておくっていうことが人生を良く生きていくためには大事なんだろうな、っていうふうに自分のことをね、振り返って思うので。
皆さんにおかれてもね、これはいくつぐらいの年の人が聞いてるのかって、統計も取れないのでわからないけれども、自分の人生を振り返った時にどういう転機があったかな、っていうことを思い返して、それはどういう質の転機だったのかっていうことをきちっと言葉にしておくっていうのはすごく大切で、今後に生きていくことだと思うので。
もし、そういうことをあんまりしたことないなっていう人がいたら、やってみていただけるといいんじゃないかなというふうに思います。
まだ年が始まったばっかりなので、今年をより良く生きていくためにも、そういったことを、もし良かったらやってみてください。
はい、今日はそんなところで、終わりにしようかなと思います。
今回もありがとうございました。バイバイ。